- 勝浦タンタンメン
- ヨン師範の日本語講座
- クルックルックルッ
- ヨン師範が驚いたこと
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2010.09.20 Monday
その昔、日本に来たばかりのヨン師範が驚いたことがあったそうです。
― 何に驚いたのですか?
「お弁当にタクアンが入っていたのですが、甘くなかったんですよ」
― ええと、そもそもタクアンは、そんなに甘いものではありませんが?
「韓国では甘いんですよ〜。 韓国語でタクアンのことをタンムジ(=甘い大根の漬物)って言うくらいですし…」
そういえば、韓国料理のキムパプ(のり巻き) に入っているタクアンや、チャジャン麺(韓国風ジャージャー麺) と一緒に出されるタクアンは、言われてみると甘めだったような気がします。
「見た目が同じだっただけに、いや〜驚きました」
しょっぱいタクアンは食べにくいですよ、というヨン師範でした。
- ヨン師範の日本語学習 その12
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2010.05.22 Saturday
駅で迷っている外国の方を見かけると、 ほとんどの場合声をかけてしまうヨン師範。
「どこにいきますか?」
―― そういえば、(個人的な経験ですが) 昔、韓国の地下鉄で乗り換え案内を見ていたり、道端で地図を見ながら歩いていると、大抵の場合親切な韓国の方が声をかけて目的地を教えてくださいました。 韓国語がわからなかった当時など身ぶり手ぶりのジェスチャーなどを加えてとても丁寧にしていただき、外国人にやさしい国だなあと感じた記憶があります――
そんなヨン師範。 どうしても苦手な発音の駅名があります。
(駅名 「板橋」 を指しながら) この駅は?
⇒ 「いたばし駅」
(駅名 「飯田橋」 を指しながら) この駅は?
⇒ 「いたばし駅」
「のばすのが特に苦手なんですよ〜」
と、日本語の長音に四苦八苦のヨン師範。
「いたばし(板橋)、 いいーーだばし(飯田橋)、 いたばし、いいーーだばしっ」
微妙にのばしすぎな発音で練習を繰り返すヨン師範でした。
- ヨン師範の日本語学習 その11
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2010.01.28 Thursday映画『風の谷のナウシカ』 をDVDで観たヨン師範。
「“オリガミツキ” って、折り紙がどうしたんですか?」
いえいえ、保証付のもの、ということです。
「“おちおちしていられない” のオチオチは何ですか?」
“おちおち” は安心してとか落ち着いてという意味です。
「“ハンゲン 耳が痛い” って、どうして耳が痛いんですか?」
相手の言い返したことばが、自分の弱点をついていて聞いているのがつらい、という慣用句です。
「“ゴソクサイでいらっしゃいましたか?”はどんな状況ですか?」
“御息災” は無事という意味なので、何事も変わりなくお元気でしたか? という意味です。
全部映画に出てきたセリフらしいのですが、普段なかなか話ことばで使わないので、少し難しいですね。
「ゴソクサイ、ゴソクサイ……。
ゴソクサイでいらっしゃいましたか?
ゴソクサイでいらっしゃいましたか? 」
つぶやきながらひたすら繰り返して練習するヨン師範でした。
うむむ、いつ使うつもりなのでしょうか。。。?!
- ヨン師範の日本語学習 その10
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2009.10.30 Friday道場へ行くと、セチャン先生が日本語の勉強をなさっていました。 ヨン師範が日本に来たばかりのころテキストを使っているようですね。 ちょっと中を失礼しまーす。
おおっ、書き込みがたくさんあって昔のヨン師範、しっかり勉強している感じですね。 でも、あれ、よく見てみると、間違いも…?!
「ねこ ありますか ありますか」
(すごく猫が欲しい人がいて、ペットショップとかで猫を飼おうとしている場合なら使えなくもないのでしょうか? うーん、違うか…)。
この「いる」と「ある」の違い、なかなか難しくて使い分けが難しいようです。 ところで今のヨン師範なら、きっときちんと使い分けができることでしょう。
「簡単ですよ、猫でしょ。 猫は、ええと…、 あ…じゃなくて、 い “います” です。
ですよね??」
ピンポン、正解です。
「でしょう? 間違えないですよ、いまさら〜」
(↑ と言いつつ、ほっとするヨン師範)
何年たっても、やっぱり微妙な使い分けは難しいものですね。
- ヨン師範と 給食
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2009.10.23 Fridayそういえばヨン師範、韓国の小学校給食って、どんなメニューでした?
「私のところは小・中・高校とおしてお弁当だったので、わからないです」
ええ〜っ、じゃあ、給食を食べたことないのですか?
「軍隊のとき、毎日三食が給食でしたよ。 味は……」
味は、ノーコメントだそうです。 印象に残っているメニューとかありました?
「“グンデリア” バーガーですね」
グンデリア・バーガー???
「“軍隊+ロッテリア (ハンバーガー)” の意味ですよ〜」
ヨン師範の説明によると、ハンバーガー用の丸いパンにイチゴジャムをつけて、ハンバーグとポテトサラダをはさむスタイルがスタンダードとのこと。 イチゴジャムは衝撃的でした(ナゼ?!)。
「最近は軍隊の給食もいろいろな種類があって、おいしそうなメニューになっているみたいですね」
と、驚くヨン師範。 やはりどこの国も給食は発展しているなあと再び思ったのでした。 グンデリア・バーガーのイチゴジャム、試す勇気はまだないです。
- 紛らわしいことば
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2009.10.15 Thursdayインターネットを真剣に見ていたヨン師範。
「すごいです! デンマークでおこなわれているテコンドー世界大会で、世界新記録、アメリカの選手が5レンパイしました!」
ええと、5連敗(?!)
5回続けて負けたけれど、試合に出場し続けたことがすごい…ということでしょうか?
「ああ、うう、違います〜。5回続けて優勝したってことですよ!」
え、でも先ほど、5連「敗」って…。
「韓国語では“レンパイ”のことを続けて勝ったって言うんですよ」
と言いながら、辞書を調べるヨン師範。 うーむ、相手を「連敗させた」ということで、そう言うのでしょうか。
見てください〜、と辞書を差し出したヨン師範。 なるほど、謎が解けました。 韓国語では 「連敗(レンパイ)」 と 「連覇(レンパ)」 は同じ単語(発音も文字も一緒でした)の 「ヨンペ」。 その日本語を間違って覚えてしまったヨン師範は、 「連覇」 のことを 「レンパイ」 と思い込んでいたそうです。
「反対のことばなのに似てるなんて、紛らわしいですよっ」
と、なんだか口惜しそうにつぶやいているヨン師範でした。